交通事故被害、元シンクロ代表が松山で講演 回復信じて夢実現
犯罪被害者支援について考える講演会が23日、愛媛県松山市若草町の市総合福祉センターであり、交通事故被害者で元シンクロナイズドスイミング日本代表の石黒由美子さんが、回復を信じ夢に向かって突き進むことの大切さを語った。
25日~12月1日の犯罪被害者週間に合わせて、被害者支援センターえひめが主催した。
石黒さんは小学2年生の時、車に正面衝突され顔面を540針、口の中を260針縫うなど大けがを負った。一時は視力や聴力もほとんど失い医師から回復は難しいと告げられたが「母親だけは可能性を捨てず『由美子は何でもできる』と常に背中を押してくれた」と回顧。奇跡的な回復には母親の存在が大きかったと話した。
被害者支援センターえひめでは犯罪被害者週間の期間中、電話相談時間を通常より延長し、午前10時から午後6時まで受け付けている。電話番号は089(905)0150。